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こんにちは最近文学にはまっている まさ@50です(@fausta_life50)
2024年4月5日に東京創元社主催の文学新人賞「第34回鮎川哲也賞」が決定し発表されました
今年の発表者の経歴や作品について深堀していきます。
第34回鮎川哲也賞

まずは結果から発表します。
2024年度「第34回鮎川哲也賞」の受賞作は
山口未桜(やまぐち みお) 「禁忌の子」
に決定しました。
鮎川哲也賞とは
鮎川哲也賞(あゆかわてつやしょう)は、東京創元社が主催する公募の新人文学賞。「創意と情熱溢れる鮮烈な推理長編」を募集する[1]。
1988年、東京創元社が全13巻の書き下ろし推理小説シリーズ「鮎川哲也と十三の謎」を刊行する際、その最終巻を「十三番目の椅子」として一般公募した。翌年、その企画を発展する形で鮎川哲也賞が創設された。正賞はコナン・ドイル像、賞金は印税全額。受賞作は毎年10月前後に東京創元社より刊行される。
贈呈式は毎年、飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモント〈悠久の間〉にて、ミステリーズ!新人賞と合同で行われる。
Wikipedia
山口未桜(やまぐち みお)プロフィール
1987年兵庫県生まれ。大阪府在住。神戸大学卒業。現在は医師。
今回「第34回鮎川哲也賞」を受賞した「禁忌の子」はデビュー作になります。
いろいろ調べてみましたが多くの情報は得られずX(Twitter)が主な情報発信のようです。
普段は医師をしているようで肩書は「未就学児を育て急性期病院で戦う限界ワーママ医物書き」で資格は消化器系各種専門医、指導医などと記載されています。
また理由はわかりませんが「淡水卵先生」という愛称で呼ばれているようです。
X(twitter)のアカウントが@biliary_egg (胆汁卵)になっていることから医療関係者ならではの愛称と思われます。
山口未桜(やまぐち みお)の経歴
また山口未桜(やまぐち みお)さんは「有栖川有栖創作塾」の出身で45期~となっています。
「有栖川有栖創作塾」は有栖川有栖氏が主宰する「小説、シナリオ、エッセイ・・・文章を中心とした創作活動を行っている人が対象」の小説講座の出身のようです。
有栖川有栖が塾長の小説講座ですが2007年4月から開講されている老舗の創作塾です。
オンライン講座や聴講コースなどがあるようなので参加するとあなたも文豪になれるかも!?
山口未桜(やまぐち みお)さんのその他のプロフィールなどは現在ではあまり見当たらず謎多き女性です。
知っている人は知っているんでしょうか、、、
しかし医療従事者として働きながら、育児に執筆にと奮闘される日々の中で夢が叶って嬉しさもひとしおかと思います。
本当におめでとうございます。
禁忌の子はどこで読める?

山口未桜(やまぐち みお)さんの「医療×本格×ミステリ」「禁忌の子」はどうやら2024年10月に発売予定とのことなので楽しみに待ちたいところですね。
鮎川哲也賞(歴代受賞作)
回数(年度) | 著者 | 受賞作 |
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第1回(1990年度) | 芦辺拓 | 殺人喜劇の13人 |
第2回(1991年度) | 石川真介 | 不連続線 |
第3回(1992年度) | 加納朋子 | ななつのこ |
第4回(1993年度) | 近藤史恵 | 凍える島 |
第5回(1994年度) | 愛川晶 | 化身 |
第6回(1995年度) | 北森鴻 | 狂乱廿四孝 |
第7回(1996年度) | 満坂太郎 | 海賊丸漂着異聞 |
第8回(1997年度) | 谺健二 | 未明の悪夢 |
第9回(1998年度) | 飛鳥部勝則 | 殉教カテリナ車輪 |
第10回(1999年度) | 受賞作なし | |
第11回(2001年度) | 門前典之 | 人を喰らう建物 |
第12回(2002年度) | 後藤均 | スクリプトリウムの迷宮 |
第13回(2003年度) | 森谷明子 | 異本・源氏藤式部の書き侍りける物語 |
第14回(2004年度) | 神津慶次朗 | 月夜が丘 |
第15回(2005年度) | 受賞作なし | |
第16回(2006年度) | 麻見和史 | ヴェサリウスの柩 |
第17回(2007年度) | 山口芳宏 | 雲上都市の怪事件 |
第18回(2008年度) | 七河迦南 | 七つの海を照らす星 |
第19回(2009年度) | 相沢沙呼 | 午前零時のサンドリヨン |
第20回(2010年度) | 安萬純一 | ボディ・メタ |
第21回(2011年度) | 山田彩人 | 眼鏡屋は消えた |
第22回(2012年度) | 青崎有吾 | 体育館の殺人 |
第23回(2013年度) | 市川哲也 | 名探偵 The Detective |
第24回(2014年度) | 内山純 | Bハナブサへようこそ |
第25回(2015年度) | 受賞作なし | |
第26回(2016年度) | 市川憂人 | ジェリーフィッシュは凍らない |
第27回(2017年度) | 今村昌弘 | 屍人荘の殺人 |
第28回(2018年度) | 川澄浩平 | 学校に行かない探偵 |
第29回(2019年度) | 方丈貴恵 | 時空旅行者の砂時計 |
第30回(2020年度) | 千田理緒 | 誤認五色 |
第31回(2021年度) | 受賞作なし | |
第32回(2022年度) | 受賞作なし | |
第33回(2023年度) | 岡本好貴 | 北海は死に満ちて |
第34回(2024年度) | 山口未桜 | 禁忌の子 |
まとめ
山口未桜(やまぐち みお)さんは現役のいしでありながら子育てもしてさらに自身の目標である小説を書きあげ見事「鮎川哲也賞」を受賞し、小説家デビューという最大の夢を叶えたのではないでしょうか。
まずは「禁忌の子」の2024年10月の発売を待ちわびるとともに、すでに執筆しているであろう2作目にも自然と期待が高まりますね。
今後、「直木賞」や「芥川賞」なども受賞するかもしれませんね。
この機会に普段読書しないかたも是非読んでみることをおすすめします。
これからのますますのご活躍を応援しています。
ありがとうございました。